31歳。結婚3年目。周りにも言われて考えてしまうのは「妊娠」の2文字。
この記事では、そんな私が妊娠に対して思うことについて書いていきます。
とてもデリケートな問題なので、「こんな価値観もあるんだな」というくらいで読んでいただけたら嬉しいです。
私の苦手なこと

私は昔から「自分で選択すること」が苦手です。
昔から親の顔色を伺って生きてきました。
自分の意思だけで何かを決めたことってあまり無いかもしれません。
外食したときの「美味しい、美味しくない」も誰かの意見に合わせがち。
シークレットセールのお洋服だって、複数カートインしてから主人に聞いて最終決定する。
結婚も、最後の最後は決断しきれず友達や妹にアドバイスを求めたり。
みんな「もえちゃんの好きにしたらいいじゃん」「好きにしていいよ」って言ってくれるし応援してくれるのに、どうしても1人では決めきれない。
「絶対こうしたい!」ということが少なくて、誰かの意見を聞くとそれが最善のように思えてくるんです。
…もちろん言われた意見をそのまま鵜呑みにするわけではないのですが、誰かに相談したという事実が欲しいんです。
自分1人だけの責任になることを避けているんですよね。わかってはいるけど、なかなか治せません。
私が「妊娠」に対してした選択とは

大きいことから小さいことまで、誰かに意見をゆだねがちで自分一人では選択できない。
そんな決断力のない私が妊娠に対してした選択は「神様にゆだねる」ということでした。
神様にゆだねる、って聞いて笑う方もいるかもしれませんが、私にとってはそれを決めたことすら自分の中では大きなことでした。
妊娠する、妊娠しない。赤ちゃんができる、赤ちゃんができない。子供と一緒に生きていく、夫婦2人だけで生きていく。どんな結果になったとしてもメリットやデメリットがあるなと思うと、積極的にどちらかを選ぶと言う事は出来ませんでした。
結婚して3年目、31歳と言う年齢、そして年の差婚なこともあり主人の年齢も。
それらを考えると「そんな悠長なこと言ってていいの?」と言われそうですが、やはり決めきれませんでした。
そこで私が決断したのが「神様に任せる」ということでした。
もちろん、神様任せといっても、何もしなければ絶対に子供ができる事はありません。
なので、まずは長年飲んでいたピルを止めること、避妊はしないこと、そして生理周期を整えること。その3つだけはきちんとすることに決めました。
いわば、妊活までもいかない「プレ妊活」といった感じでしょうか。
「子ども」に対する私の思い

私は正直、子どもが欲しいとは積極的には思っていません。
昔から、あんまり子どもが得意ではないのです。
素直に「結婚したら赤ちゃんを作りたい」とか、「赤ちゃんが欲しい」「お母さんになりたい、ママになりたい」って言える方って本当に素敵だなと思います。
私はそこまで手放しで妊娠に対して前向きにはなれません。
でも授かれない状況になったときに絶対後悔しないか?と聞かれると、後悔する瞬間はあるだろうとも思います。
本当に、どっちつかずですよね…。
夫の意見は?
ありがたいことに夫も私と同意見で、結婚する前から子供に関する意見はお互い一致しています。
「子供ができたら子供がいるなりの幸せな人生、子供ができなければ子供がいないなりの幸せな人生を歩もう」とずっと話をしています。
子どもがいても、幸せな瞬間もあればそうでない瞬間もあると思います。
子どもがいなくても、幸せな瞬間もあればそうでない瞬間もあるでしょう。
子どもがいたら、いない人のことを羨ましく思う瞬間がきっとあるだろうし、子どもがいなければ、いる人のことを羨ましく思う瞬間がきっとある。
だから、どちらか片方を自分の意思で選択することはどうしてもできませんでした。
(もちろん、授かる方に向かって頑張る!と決めたところで、必ずしも授かれるわけではないということはわかっています。)
なので、不妊治療などの積極的な妊活は今後も行うつもりはありません。でも、ピルはやめたし避妊もしません。
私はかなりの生理不順なので、それは自分の身体のためにも治療することに決め、現在通院中です。
まとめ

きっと、どちらになっても良いこともそうでないこともあるだろうけど、トータル的に見て私たち夫婦に最善な方を神様が選んでくれると思うから。
「神様に任せる」
そこだけは自分の意思で、腹を括って選択をしました。
もちろん夫にも、ここに書いたような話はすべてしていて、同じ方向を向いています。
今後どうなるのか全くわからないけれど、少なくとも私は今最高に幸せだし、どんな状況でも前を向ける精神力はある。
どちらにしても、絶対幸せです♡
このブログには包み隠さず、自分が感じたことや自分の状況も書き残しておきたいと思っているので、今回書いてみました。
余談:デリカシーのない人への思い
余談ですが「赤ちゃん楽しみだね」「赤ちゃんはまだ?」「早く作らないと」みたいなことを言う方居ますよね。
あれってなんで「子供が絶対できる前提」で、「子どもが欲しいと絶対思っている前提」なんでしょうか。
もちろんタイムリミットのことやリスクのことを考えて言ってくださっていることはわかります。
でも、ハッキリ言ってそう言うことを言う方って「デリカシーがない」と思います。正直、要らぬお節介でしかありません。
家族計画は夫婦の問題であり、デリケートでナイーブな問題で、他人があれこれ口を突っ込むことではないと思います。
そして、なぜ他のことは白黒ハッキリつけないことばかりなのに、こと妊娠に対してはグレーを認めないのでしょうか?
「どちらでもいい」「自然に任せたい」という意見を伝えると「本当は欲しいくせに」「リミットあるんだから急がないと」「ちゃんと考えないとダメだよ」みたいなこと言う方いませんか?
知識をつけて考えた上で、「それでもグレーを選ぶ」ということも選択の1つなのだと理解して欲しい…と切に思うのです。
また、「子どもがあんまり好きではなくて」と言うと「産んでみたら変わるよ」「自分の子どもは絶対かわいいよ」と言う方もいますよね。
「子どもが好きではない」それってそんなに変なことでしょうか?
最初そういう反応を受けた時は、私はそんなにおかしいのだろうかと悩んだり、私はダメな人間なのかもと悲しくなったり、罪悪感を感じたりしました。
でも、そんな必要はないと思ったのです。誰の人生でもない、自分の人生だもの。自分と、そしてパートナーが良ければそれが全てだと思いました。
「結婚したら子供を作るのが当たり前」「女性ならば子供が欲しいと思うのが当たり前」そういう風潮がこれからもどんどん無くなっていけばいいなと思います。
最後に
妊活、子作り、不妊治療、避妊、DINKS。
どんな選択をする夫婦がいても良いと思います。
とてもデリケートな問題なのでいろいろな意見があると思いますが、こんな考えの人もいるんだなーっていうくらいに捉えていただけたら嬉しいです。